今回は こちら で紹介したリバースプロキシである Varnish のインストール手順を紹介します。
Varnish を CentOS にインストールする
CentOS 5系で試したインストール方法です。
# rpm --nosignature -i http://repo.varnish-cache.org/redhat/varnish-3.0/el5/noarch/varnish-release-3.0-1.noarch.rpm
# yum install varnish
Varnish はデフォルトではアクセスログ(1行1アクセス形式のログ)の出力をしない為、出力するようにしたければ varnishncsa を起動しておきます。
# service varnishncsa start
また、冗長なアクセスログを出力するようにしたければ varnishlog も起動しておきます。
# service varnishlog start
OS 起動時に一緒に Varnish も起動したければ以下も一緒に実行します。下の例は varnishncsa と varnishlog も一緒に起動しています。
# chkconfig varnish on
# chkconfig varnishncsa on
# chkconfig varnishlog on
CentOS における Varnish のインストール構成
CentOS の場合以下のように Varnish がインストールされました。
/etc/varnish/default.vcl Varnish が使う VCL で記述する設定ファイル。URL のリライトやキャッシュ条件等、ほとんど全ての設定はこのファイルで行います。
/etc/sysconfig/varnish
Varnish 起動オプションを設定します。Varnish が待ち受けるポートを増やしたり変えたりしたい場合やキャッシュを持つ場所(デフォルトはメモリ)を変えたい場合はこの設定ファイルを変更します。
/var/log/varnish/varnishncsa.log
Apache が出力するような 1行に 1アクセス形式のログが出力されます。
/var/log/varnish/varnish.log
varnishlog が出力するログですが、バイナリファイルになっています。閲覧したい場合は varnishlog -r [varnish.log] で見ることができます。