運用メリットを考えてあらかじめ Xen や VMWare 等を利用してサーバを構築することはよくあります。ただ、リソース消費が激しいことなど、負荷の軽減を目的に再度通常の(物理的な)サーバに戻したいということもたびたび耳にします。
今回ご紹介するインフラ技術は(Linux についですが)上記の(3)に該当する作業を行う方法になります。
方式には Linux の dump コマンドを利用しますので基本的にはどのような仮想化技術でも対応可能です。また、同様に dump 等オンラインで利用可能なコマンドを利用する為、仮想化サーバを停止する必要も一切ありません。
また同様の理由でハードディスクの空き容量は同じである必要はありません。最低でも利用しているサイズ分は必要となりますが、それ以上であればハードディスクの種類が変わっても問題ありません。メモリ容量についてはサイズが小さくなっても問題ありません。
説明は仮想化サーバ(非仮想化イメージ図中のサーバA)でのバックアップ、移行サーバ(非仮想化イメージ図中のサーバB)でのリストアの順に行います。
前提条件や利用しているディストリビューション等については末尾に記載しています。参考にして下さい。