ノードを承認する
構文
gluster peer probe <ホスト>
利用例
# gluster volume peer probe server02
# gluster volume peer probe 192.168.33.30
GlusterFS ではボリュームを作る前に互いのノードを承認しておく必要があります。これはノードの承認と呼びいずれか1つのノード上で他のノードに対して行います。
ホストの指定はホスト名でも IP アドレスでも構いませんが、承認したノード(peer:ピアと呼びます)の一覧を表示する際にこの情報がそのまま表示されます(ホスト名で指定したならホスト、IP アドレスであれば IP アドレス)。
なお、ボリューム作成時にブリックとしてホストを指定しますが、このホストはホスト名でも IP アドレスでもどちらでも構いません。
ノードの承認を解除する
構文
gluster peer detach <ホスト>
利用例
# gluster peer detach server02
# gluster peer detach 192.168.33.30
ピアとなったノードを解除する場合はノードを承認する同様いずれか1つのノード上で他のノードに対して行います。
既に何らかのボリュームが作成されそのボリュームのブリックに承認を解除したいノードが存在している場合はそのノードのブリックをボリュームから削除しておく必要があります。
ブリックをボリュームから削除するにはボリュームを作る・削除するを参照して下さい。
承認ノードの一覧を表示する
構文
gluster peer status
利用例
# gluster peer status
Number of Peers: 3
Hostname: 192.168.33.20
Uuid: d4a31d8b-8eaa-4833-913e-3d5d45552d0e
State: Peer in Cluster (Connected)
Hostname: server03
Uuid: 1b232e41-ab35-40c7-a5bd-0765f2a164c4
State: Peer in Cluster (Connected)
Hostname: server04
Uuid: e46a8961-7cd4-41bf-aebc-c9d357508882
State: Peer in Cluster (Connected)
承認したピアの一覧を見るには gluster peer status コマンドを使います。ノードを承認するでも記載しましたが、ピアとして承認した時にホスト名で指定していればホスト名が、IP アドレスで指定していれば IP アドレスが表示されます。
gluster peer status コマンドを実行した時の各項目の説明は次の通りです。
- Hostname:ホスト(ホスト名か IP アドレス)
- Uuid:GlusterFS が一意にホストにつける ID
- State:承認可否と接続ができているか
- 5.1. ノードを承認する・拒否する – GlusterFS Community ではじめる分散ファイルシステム
- 5.2. ボリュームを作る・削除する – GlusterFS Community ではじめる分散ファイルシステム
- 5.3. ボリュームを変更する – GlusterFS Community ではじめる分散ファイルシステム
- 5.4. ボリュームを開始・停止する – GlusterFS Community ではじめる分散ファイルシステム
- 5.5. GlusterFS を起動・停止する – GlusterFS Community ではじめる分散ファイルシステム
- 5.6. ボリュームをクライアントからマウントする – GlusterFS Community ではじめる分散ファイルシステム